3回目の緊急事態宣言 😷
本日4月25日(日)より、5月11日(火)まで、1都2府1県を対象に3回目の緊急事態宣言が発令されました。
ワクチンが届かず、密かに人数的なワースト記録を更新し続けている危機的状況なのですが、発令された4都府県も含めてあまり不要不急の移動は減ってないようですね。医療現場の逼迫感と世の中の逼迫感が大きくズレているように思います。
新型コロナでの死者数はとうとう国内で1万人を超えてしまいました。私の家族に医療関係者がおり、もろ現場での労働なのでもう2回のワクチン接種は済んでいるのですが、小病院や診療科が遠い医療関係者にはまだまだ届いておらず、医療関係者の2割程度しか接種出来てない状況のようです。家族に高齢者も居ますが、GW後の5月12日(水)以降と指示されたようです。ワクチン自体がまだ届いておらず、日程は後日後日にずれ込んでいるようですね。
人工呼吸器やECMOを利用する重症患者数は全国で1,000人を超えて増加が止まっていません。人工呼吸器は全国で約20,000台、ECMOは約1,000台余りしか用意されていません。感染爆発、いわゆるオーバーシュートが起きたら一溜りも無く、現在でも大阪府では自宅待機の軽症患者がホテル隔離も出来ずに突然悪化して亡くなるケースが続いており、どの程度情報発信が制限されているのかも分かりません。重症患者の死亡率はまだ10%を超え、ECMO患者の死亡率は30%前後との事。昨年同時期の流行当初より約半減と低下しているものの、逆を言えば当初は殆どの重症患者は厳しく、ECMO患者は半数以上が亡くなっていたという事です。
長野県の人口は日本の約2%弱、1/60程度居るので、人口比的には20台くらいECMOが用意されているかと思いきや、実際はたったの8台、長野県内の新型コロナ死者数は現時点で68人、逼迫どころか超えてしまっています。ECMOで救う前に亡くなった方が多いのではないでしょうか。この逼迫度合をニュースでは殆ど公表しません。不思議に思っている国民はきっと多いと思います。
緊急事態宣言の期間が17日間の予定と、なぜ意味も無く中途半端な期日を切ったかと思ったら、IOCのバッハ会長が来日する直前に切れるようにしたらしいです。それが本当の理由かは実際は分かりませんが、何が何でもオリンピック開催を決め込む政府と、緊急事態宣言の現況と、ワクチン接種の世界一レベルの遅れ、全てにおいてはちゃめちゃで強引に辻褄合わせをしているようです。一貫した強い姿勢が見受けられません。軍事クーデターのミャンマーよりワクチン接種率が低いという体たらく、GW明けに一気にやると言ってはいるものの、本当にワクチンは運ばれて来るのか、一斉に接種する事が本当に出来るのか、甚だ疑問であり信用など出来ません。
オリンピック、本当にやれるのでしょうか。
こんな状況下で、本当にやるつもりなのでしょうか。