英語だけ苦手な生徒 🤷‍♂️

県立長野高校を上位で合格したいと明確に目標が定まっている中学2年生、11月に入塾して2〜3回の指導で英語 70点台からいきなり90点台に20点も上昇しましたが、2月の期末テストではまた70点台に逆戻り。実は私も中学時代、中学2年生の後半に70点台を2回取ってしまい英語だけ一時混乱した経験があるので、非常にこの生徒の気持ちが分かります。

12月には何と新生徒会長に当選し、その勢いで通塾2回目のテストは連続450点超えを目指しましたが、英語の20点downが響き合計点でも30点down。本人少しガッカリしていました。

この生徒の欠点は、直前に一夜漬けで高得点を取る悪い癖が付いてしまっている事。次回の中学3年生4月の進級テストからテスト範囲は徐々に1・2年生の部分が入って来るので、一夜漬けが通用するのは今回のテストが最後。そう前もって話していたものの、一夜漬け勉強法の癖は簡単には抜けず、初めてお目にかかったテスト前日塾を休みたい発言、そのくらい数時間で全範囲を準備出来てしまう瞬発力の持ち主のようでした。

瞬発力も特技として素晴らしいですが、総合テストは持久力が無いと勝負出来ません。まさに勉強法を真逆にひっくり返さないといけません。一夜漬けの度合いが強かった生徒ほど、総合テストで急降下してしまう危険性が高くなります。

総合テストになると、平均点はおおよそ50点前後下がります。
しかし殆ど下がらない生徒も居れば、200点も一気に下がった生徒も見て来ました。稀に10〜20点上昇してしまう生徒も居ます。50点下がるのが下降の平均ですが、個別には+20点〜-200点まで広がります。中学2年生の終わりまで同じ420点の生徒が、最大で440点と220点に差が広がります。大きく下がってしまう生徒は、一夜漬けまで行かなくとも1回1回のテストを猛勉強でクリアして来た努力家が多いですね。こんなに努力して来たのに、何でこんな事になるの、と気持ちも落ち込む訳です。

当然ながら努力は良い事です。
されど、誰しも少なからず1〜2年の勉強した内容の記憶は薄れている箇所があります。そこを確認して総合テストに挑めたか、それがこの得点差が出る種明かしです。

一夜漬け、いわゆるその場凌ぎの繰り返しで切り抜けて来た生徒は、長い目で見た勉強法が間違えていたので急降下する可能性は高くなってしまいますよね。瞬発力もあるが持久力も持ち合わせている、要点を押さえた勉強を2年間繰り返せていた生徒は絶対に急降下はしません。単純な記憶力の大小でも結果に影響はあるでしょう。

200点も急降下する生徒は、私も1人しか知りませんので極端に悪化した例ですが、100点くらいの降下はザラにあり得ます。でも大丈夫、全員が大丈夫という訳では無いものの、大きく下降幅を縮小させるために春休み、そう春期講習がありますね!

新中学3年生の春期講習には、非常に有効な役割があります。
たった8日間しか当塾では行いませんが、ぜひフル活用してほしいですね。5教科の「整理と対策」(出版社により名称は異なりますが)でしっかりと復習しておけば、大きく下降幅を縮めるのは明白です。特に 英語・理科・社会、もっと言うなら英語だけでも完全に文法を復習して4月を迎える事が鍵になります。私の中学3年時も、このお陰で良いスタートが切れた事で志望校を下げずに済んだ訳です。

そう考えると、高校入試の大きな分岐点になる貴重な8日間になりますね。力があれば自力でも復習は出来ます! 英語は1年生は楽々でしたが、2年生で劇的に難しくなるので、かなりの生徒が必ず一旦混乱する訳です。その混乱の紐を解く事が大切で、一人でも出来なくは無いですが、当塾・家庭教師なら数倍から十数倍は早く分かり易く復習が出来る事でしょう。

春休みは、特に新中学3年生は大切に過ごして貰いたいですね。
全力でサポートします! お任せくださいね‼️