受験日までの過ごし方

公立高校の後期選抜日まで、残り4日となりました。
受験生の皆さんは、どんな風に過ごしているでしょうか。

今日も6人の授業(うち受験生4人)を無事行いましたが、どんな生活をしているか尋ねると、6時間くらい勉強しているとの事。学校から6時間以上勉強しなさいと、休校前に言われたようです。学校の先生方も、受験日までの過ごし方は相当に心配された事と思います。もちろん今も心配しているでしょう。

学習塾に期待された部分もあったかもしれません。
他塾様のホームページなどを拝見すると、授業継続されている塾と2週間休校の塾が半々といった感じです。原則休校ですが、個別に相談して対応されている塾もあるようで、とりあえず受験日まで開校してあげたいという想いが伝わって来ます。感染者が出てしまった松本市でも継続している塾は多く、長野市でも全国一斉休校に合わせて休校している塾も少なくありません。集団塾でも注意しながら継続しているケースもあり、感染の危機感はそれぞれのようです。塾の規模の大きさも関係ないようです。やる塾は集団でもやる、やらない塾は個別だろうがやらない、真っ二つに分かれている感じです。

生徒達も受験日が近づくにつれ、ナーバスになって来ています。必死に指導しているとメンタルの部分を見失いがちですが、この時期は安心させる言葉とか生活のリズムを崩さない事などに気を配る方が、最後に必死に知識を詰め込むよりずっと大切な事に気付かされます。

6時間の勉強時間も、気持ちを切らさないためのアドバイスであって、数字にこだわる必要は無いですよね。極度の緊張とかをしないように心のバランスさえ取れるなら、ペラペラと整理と対策を眺めて復習するだけで十分だと思います。休校で急に昼間から自由な事で、昼寝とかしてしまってボーっとして受験日を迎えてしまう事の方がずっと危険で、勉強時間の大小など取るに足りない事です。

ナーバスになり過ぎて、通塾をやめて自室に篭る方がメンタル的に危険です。塾で気持ちを紛らすくらいの方が、本番で実力を発揮出来ると思います。

社会の公民を正確に覚えるとか、理科のヤマを張った単元を徹底して準備するとか、短期間で得点アップする方法はいくつかありますが、そのアップより心穏やかに実力を出し切ってくれる事の方がずっと大切です!

明日からはそんな事を生徒達に伝えて行きたいと思っています。