良い教師とは❓③ 🎺
本年もあと残すところ2日となりました。
当塾の成果抜群の人気冬期講習も7日目を終え、明日が日程上の折り返し日となります。生徒も講師陣も少し疲れが見え始めましたが、笑顔で明るく元気な年末を有意義に送っています❗️
年末寒波で大雪もありましたが、元気に雪かきして生徒達をお迎えしております。あと2日、お正月🎍まで頑張れ‼️😲
私が中学生だった30余年前はバブル期前であり、子供の進学率は高校・大学とも上昇の一途を辿り、当時は通信制などという高校も無く、学習塾通塾率は95%を超えていた経済成長期で恵まれていました。中学3年時は週3日2時間通い、平均的だったと思います。家庭教師という存在はほぼ無い黎明期でした。
今の時代は、個別指導塾が完全主流となり単価が上がり、経済の超長期低迷(もう好景気なんて永遠に来なそうですが)も重なり、一人っ子が多いというのに週2日の月33,000円余りの全国平均教育費の捻出にも四苦八苦で通塾率も70%前後と思われます。ほぼ通塾する時代は終わり、不登校児は激増し、通信制高校への進学率は上昇の一途で、大変な時代だと思いますね。
当塾は週2日で月23,000円前後なので、全国平均から見て激安なのですが、ご家庭により逼迫度合いは千差万別、この年末期だけで経済的理由から3人も生徒が辞めたのは、昨年には無い現象でした。家庭教師も全国一安価なレベルですが、大手に多額を出すか、一切手を出せないか、貧富の差が広がる二極化が激しくなっているようです。
当塾・当組合は日本一の安さと、日本一の指導力を兼ね備えて勝負をしております。安かろう悪かろうではございません。
厳密には日本は広いので、一番ではないかもしれませんが、少なくとも長野県一は確率が高いのでは、と思い日々頑張っております。講師だけでなく、もちろん生徒様もです👩🎓
blogの続きを忘れていました。
本題の”子供溺愛系monster parent”についてに戻りましょう。
昨年末の生徒様は、少し書いたかもしれませんが、「僕はFラン高校なんて行かない! 僕はそんな馬鹿な学校に行くべき人間ではないんだ。努力がまだ足りないだけなんだ。今からだって逆転出来る! 僕の信頼している塾の先生(当塾ではない他塾)が絶対に君なら受かると言ってくれている。なのに先生(私)は無理みたいに話す。信頼なんて出来ない! だから辞める。お母さんは言うんだ。あの先生(私)を見返してやれってね」
こうして突然辞めたのが何と昨年の今頃12月、信じられない塾の言葉を信じる異常に怖くなり、ご希望通りに私は身を引きました。後払い制を取っていたので、来月分も支払わずに全て私のせいにして保護者様は辞めました。契約上は踏み倒しでした。この生徒の偏差値は死ぬほどお金をかけて頑張って43以下は指導3ヵ月間ほぼ変わらず、他塾の絶対受かるという高校は名門人気進学校で偏差値は56、偏差値で15以上離れた高校に真剣にまだ受かると親子で信じていらっしゃる、得点で言うなら5教科合計で約150点は離れている、うちの講師に話しても「えっ?」と目を白黒。世間も現実も分かっていない。痛すぎる。
遠回しに、既に12月は評定が決まっており、評定2の教科が多過ぎて受験を止められる、受けられない、懇談会でもうすぐ宣告されますよ、と言っても保護者様は信じませんでした。
この生徒が馬鹿にした高校に、自身が恐らく入学されていらっしゃる事と思います。prideの高い生徒と保護者様でしたので、ウルトラCとしたら、私立の高額な通信制高校でご満足されているかもしれません。
受験後に丁寧に進学先をお尋ねしましたが、無視をされました。現実に返って今、どういう結論を出しているのでしょうか? 現実を受け入れるまでは、関わりたくないご家庭というケースです。非常にレアな事例でしたが、私は歯の浮くような嘘で授業料をいただく事はご遠慮させていただきました。
教育的にもお支払い的にも、かなり非常識なmonster parentでしたが、たぶん自覚症状は無いでしょう。
いつ、何処の段階で現実を受け入れられるのか、それとも一生現実を受け入れられず、他者のせいにし続けて迷惑に生きて行かれるのか、自覚されない時点で身を引いたのでその後は知る由もございません。かなりのレアなご家庭だとは思いますが、極端な大小を分けなければ、こういうmonster parentご家庭は昔よりはかなり増えているのだと思われます。
今年のケースも似ていますが、まだこのご家庭よりは軽度ですから復活のお申し込みも諦め切ってはいません。
そのお話しは、次回に回します。