拘りの強い生徒対処法③ ⚽️
連載3回目ですね。3日前からの続きとなります。
人生も勉強も、決して生徒の思い通りになんて行きません‼️
これは生徒だけでなく、私共や保護者様も含め、全人類に共通な事です。
しかし、勉強如きで嫌ならこの先生とは拘りで許せないから辞めてしまえ、そんなお子様の一時の我儘に都度応じていたら、どんどん人生の成功のChanceを失って行くだけです!
不正答の問題には目を向けられない、目を逸らす、逃げて現実逃避する生徒に成績の上昇なんてあり得るでしょうか。
根本的な考えとしては、成績は生涯上昇し得ません。基礎から固める地道な努力を怠る生徒に、根本的な実力上昇はあり得ないのです。生徒も保護者様も、冷静に現実を受け入れなければなりません。それは夢や希望を諦めるという事ではありません。広い視野を持って自分を冷静に俯瞰しなければならない、という事です。
嫌な事から逃げて、恩人である筈の先生からも逃げて、それでは学業成就も侭なりませんし、人生も貧しいものになって行ってしまう事でしょう。向上心が無く、プライドだけは高いのですから。
たかが不正答の問題1問と言う勿れ。
全ては、考え方というものは細く長く通じているものだからです。
得点率の部分は、健忘症では無い限り、二度と間違えない問題です。必ず得点出来るのです。そんな部分にうっとりして満足している場合ではありません。
失点率の部分は、その生徒の唯一の成長しなければいけない部分です。理解不能な部分もあるかもしれません。それは捨てても良いでしょう。しかし理解する能力があるのに、間違えてしまった自分が許せず、プライドが高いので解説も真面目に聞かず、間違えた事を無かった事にする。これを繰り返して成績が伸びない、先生のせいだ、塾のせいだ、と嘆き騒ぐ生徒や保護者様が一定数世の中には存在します。一般的にmonster〇〇と呼ばれてしまう人々です。
私の体感では、勿論こういった融通の利かない生徒は少数派ではあります。5〜10%でしょうか。
正答側に目を向けるのは抵抗無く、不正答側に目を背けたくなる気持ちは分からないではありません。しかしこれはただの甘えです。
こういう生徒は、成長を拒んでいる事になるので、成績が根源的に伸びないだけで無く、人間的成長すらも自ら阻害してしまっています。その事の重大さに、当然本人は気付けてなんていません。
まだ長くなりそうなので、また3日後に続きを書かせていただきます。