コロナ禍中の大地震 😨
今夜23:00過ぎに、福島・宮城県沖で震度6強の巨大地震が発生しました。書いているのは翌日ですが、新型コロナのブログは数回書きましたが、地震の事は初めてかと思います。
震源が海洋プレート内部で深さ55kmと深かった事で、プレートが擦れ合うプレート境界型地震では無かった事が幸いしたようですが、M7.3というのはかなりの巨大さで、揺れ時間も2分近いという東日本大地震に匹敵するような広範囲のものでした。
奇跡的に死者0名と幸いだったのは、コロナ禍だった事や深夜時間帯で街が賑やかでなかった事、プレート内部型(逆断層地震)で津波が起きなかった事、平日で無く土日であった事などが人的被害を偶然にも極限まで減らせたのでは無いかと感じています。
しかも翌日が日曜日だったので、ワイドショーが無い事で翌朝から殆どTVが通常放送していたのは驚きました。もう一つ驚いた事は、ちょうど10年前の忌わしい東日本大震災の余震だという事。そしてまだ直後等に本震が来るかもしれないという事。
地震多発国なのは地質学上もう仕方がない事ですが、私も8年ほど前に、震度6強を長野市のマンション15階で喰らっており、壊滅状態となりほぼ住めずに数年の後、ようやく昨夏に売却したという震災被害者であり、震度6強なんていう揺れは「この世の終わり」というくらいの被害を伴う揺れという事を身を以って経験しているので、福島・宮城の方々は生きた心地もしなかったでしょうし、死者が居なくても建物や部屋の被害は相当のものだったと想像します。私も8年前、寝室でもし寝ていたら、数百kgの本棚がベッドに落下していたので、唯一の死者になっていたのです。当時も22:00頃で、たまたま仕事中だったので避けられました。しかし部屋の修理には数十万円が掛かり、結局7年以上もまともに住めなかったのです。
10年前も、3.11の翌日に長野県北部で震度6レベルの地震が大震災の余震として襲った記憶があります。地震だけは、事後の研究は幾らでも出来るものの、事前の予知の研究はほぼ不可能です。これは何百年後であっても、私は不可能だと思っています。もちろん太平洋岸沿いの津波を含んだ被災が一番心配で甚大だとは今後も思いますが、プレート内部型の大地震は日本中どこでもほぼ等しく可能性があり、その甚大なものは長野県の周囲が実は非常に多いですよね。東日本大地震の時の長野市15階のマンション室内は、2分ほどの大きな横揺れが続き、マンション高層階の危険度を強烈に感じたものでした。
今回は都心でも震度3〜4で、地鳴りまで聴こえたというコメントを多く耳にしました。東京のタワーマンションの高層階住民はどうだったのか、10年前はもっと凄かったのか、あまりニュースで聞かないので全く私は知りませんが、被害具合をお聞きしたいと思っています。免震構造になっているので、高層階ほど大きく揺れる筈なのですよね。でも実際の被害状況はあまり話題にはならない。マンションデベロッパーが敢えてリークを故意に止めているのではないかと疑ってしまいます。
家庭教師・個別指導塾のブログ的には、せめて地震の解説くらいしなさいと言われそうなので、最後に勉強学習面での内容にも触れようと思いますが、地震の研究を希望して信州大学理学部地質学科などに進学を決めた生徒も数名居ましたが、今も地震研究を続けている教え子はたぶん居なさそうです。地震研究所は長野県にも有名なものがあると聞いた事がありますが、予知の研究は何処まで進み、何処まで追究しようとしているものなのか、機会があれば専門家からお聞きしたいものです。
高校入試レベルの地震の勉強で教えている内容は、現場に即した地震発生直後に日本中にどうやって知らせるか、たった数秒や十数秒の計算式の問題が最新トレンドでしょうか。もちろん予知の勉強など大学でもおそらく遅々として進んでいないのだから、高校入試に問われる筈がありません。もう防ぎようが無い天災と諦めて、何処に新築の家を建てるべきなのか、何処まで頑丈な建物や地震に強い高層マンションを作るのか、事後のケアの研究に全力を注ぐと割り切るのが正解なのかもしれませんね。