2月に入りました 🧤
暦の上では間もなく立春ですが、まだまだ本格的な雪の日も凍結の日も続きそうですね。新暦ではまさに冬真っ只中です。
コロナの緊急事態宣言も期限延長で決定しそうです。
感染確認者数は確実に減りつつあるようですが、死者数が最多を更新し続けており、医療現場の現実は気になるところです。
ワクチン接種は他国が徐々に始まっている中、日本はなかなか始まらず、スタートは早くても2月下旬、若年層まで回って来るのは夏頃とか。コロナ後遺症で血栓や脳梗塞が起き易くなるようですし、長い目で見ると命に関わる大きなダメージを負うのは間違い無いようです。世界では感染確認者数だけで1億人を超えましたが、実際はその数倍居るでしょうし、最終的には10億人を超えるレベルまで感染は拡大するのでしょうか。
ここまで来ても、102年前のスペイン風邪と感染者数や死者数が酷似しているのは皆さんご存知ですか。
第一次世界大戦直後の当時、世界人口は約20億人、そのうち約33% 約7億人が感染したと推測されています。日本人口は約5,500万人、そのうち約44% 2,400万人が感染確認されています。普通に生活している殆どの人が罹ってしまったレベルです。
死者数は世界が約5,000万人、日本が約40万人と記録が残っており、世界のデータは2,000万人〜1億人と実はバラバラであって、もしかしたら1億人を超えていたのかもしれません。
罹患者の致死率は、世界が7%ほど、日本が2%ほど、この辺りも今回は酷似しています。当時はウイルスの正体も顕微鏡で発見出来なかった時代、今はコロナの形まで分かっているにも拘らず、なぜ同じ轍を踏まないと終わらないのか、非常に残念に思います。102年前は終息までほぼ3年掛かっています。
対して今の新型コロナは、蔓延してまだ1年経過したばかりで途中経過ですが、スペイン風邪のデータと対比してみますと、世界人口は約80億人、そのうち少なくとも2億人は感染済みかと思います。スペイン風邪と同じレベルなら約27億人も感染してしまう事になります。日本人口は約12,500万人、感染確認者数は約40万人、感染しても普通の風邪レベルで治ってしまっている人数はその2倍くらい居ると仮定しても約100万人は感染済みかと思います。スペイン風邪の規模を当て嵌めると約5,500万人が感染する事になります。感染の拡大時期やグラフは極めて酷似しており、スペイン風邪の規模までは行かずとも、その1/10くらいの規模にはなってしまいそうな感じがします。であれば、最終的に世界感染者数は約3億人、日本感染者数は約600万人と推測されます。
死者数は現在世界が約230万人、日本が約6,000人、日本の致死率は密かに現在急上昇しているのが気になります。スペイン風邪の被害規模を現在に当て嵌めると、死者数は世界で約2億人、日本で約90万人、スペイン風邪の被害規模は甚大なものだった事が分かります。ワクチン開発の科学が発達している現在なら、1/20くらいには留められると仮定すると、最終的に世界死者数は約1,000万人、日本死者数は約45,000人と推測されます。
もちろんもっと小さく抑えないといけないのですが、酷似するスペイン風邪と対比するとこのくらいの恐ろしさを覚悟して生きないといけないのでしょう。
ちなみに罹患者の致死率は、今現在世界が約2%、日本が約1%、医療の発達からか102年前よりは数字は下がっていますが、瀕死の状態から生還した方も数多く、後遺症を含めたらスペイン風邪の致死率に匹敵するくらい危険だと分かります。
歴史は本当に繰り返します。
専門家の皆様はスペイン風邪も教訓に対策を練って来ている筈です。そうならないようにと必死になって頑張っているのでしょう。なのにこの酷似、もっと酷い歴史は14世紀の欧州人口を半減させたペストから始まります。致死率がほぼ100%の時代から、幾度のpandemicを経て、現代もまた新たなpandemicと闘い続ける歴史を繰り返しています。