最後のセンター試験が終了して
約30年間続いた 大学入試センター試験 という名称の試験は終わります。ちょうど平成の時代と一緒に歩んだ歴史だったんですね。昭和の時代は 共通一次試験 という名称でした。名称通り国公立大学の共通の一次試験であり、今のセンター試験もその役割は果たしていますが、私立大学の利用はまだ無く、この30年間で一気に汎用性が拡大しました。
新しい名称の試験はどうなるのか分かりませんが、大きい転換点としては、記述式の一部採用や、英語のスピーキングとライティングの外部試験の導入が取り沙汰されています。が、ある程度は当面企画倒れでしょう。特に記述式、50万人のほぼ全員が受験する国語で、1万人ものアルバイトスタッフがどう集められて1週間でどう公平な採点が出来るのか、言い出した手前強行実施するかもしれませんが、有り得ない計画で良い形で定着はしないでしょうね。さらに数学も記述式は企画されているのでしょうか。何を設問したいのか、意味不明です。外部試験も各大学が2次試験に含めば良い話で、ごく一部の超難関大学だけ導入すれば良いだけの話でしょう。何らかの利権が絡んだ訳の分からない制度改革計画だと感じます。
スタートはコケましたので、当面は名称が変わるだけのセンター試験継続だとは思います。内容や配点もマイナーチェンジレベルだと推測します。どこまで来年までに情報公開されるのかも分からないですが、やるべき事は変わらないと思います。
とりあえずは最後の大学入試センター試験、まだ夕方の数学のテスト時間になっていませんが、あと数時間で終了します。
最後まで死力を尽くしての受験、本当にお疲れ様でした。