明日から皐月 !

例年だと、春休みやGWというと短期集中授業を申し込まれて、忙しく必死に楽しく授業をしている事が多いのですが、今年も何も拒んでもいないものの、現状自粛ステイホーム週間中でもあり、寂しい事に申し込みはございません。いつでも動ける準備は毎日していますが、5月6日までは私もステイホームなのかな、と諦めてしまっています。

やる事が無いので、呆然と新型コロナのニュースを見たり読んだりするか、リモート放送となっているあらゆる番組を漠然と観ているか、感染者数や死亡者数がどう動いていくか推測したりとか、政策的にどう動くのが最も有効なのかとかを、それこそ重たい気持ちで考えたりしています。生徒には明るく楽しくしか対応しませんが、一人籠ったりすると結構ネガティブなタイプかもしれません。いや誰でもこの問題はポジティブに考えられないでしょう。それでもポジティブ思考で行く事が”アーネストリーイズム”ですから、勉強や授業だけでなく、社会問題にも応用して行かないといけませんね。

数字的な推移は、たまたまブログでも取り扱っていたので、ここで4月の3回の推移と考察をさせていただきます。私の指導専門科目は高校数学なので、数学的考察は職業病とも言えます。大学では統計学も学びましたし、科学・生物学からのアプローチは専門外なので出来ませんが、純粋な数字の推移とかは関数的に何でも反応してしまったりします。

4月は12回しかブログを上げられませんでした。
12〜2月は、ほぼ毎日ペースで上げていたので、かなりペースダウンしていますね。受験も終わり、コロナショックも無ければ熱く教育や生徒との話を語っていたでしょうが、コロナでそれどころではなく、コロナの話題ばかり書いていても心が暗くなるばかりか、ブログの方向性がおかしくなるので、自動的にペースは落とすしか無かったですね。

新年度開始の4/2、緊急事態宣言全国拡大時の4/13、そしてGW中の月末4/30(今日)の数字的推移を書き出してみます。数字はこの日付順です。

感染者数(世界)100万→200万→320万(あくまでも検査の陽性数だけ)
死亡者数(世界)5万→12万→22万
感染者数(日本)3400→7600→14400(陽性検査数だけ)
死亡者数(日本)80→140→400
感染者数(長野県)10→35→66
感染者数(長野市・北信)0→5→21

長野市近辺の北信地方は4/10頃までは0人と堪えていましたが、現在ではクラスターが3ヵ所ほどで起きすぐに一番危険な地域になってしまっています。これは当塾的にもイメージ的に困窮してしまっています。松本はレベル1に先日引き下げられたので、レベル2は北信地方だけです。

スウェーデンの集団免疫作戦は異質ですが、死亡者数は2500を超え、大きなリスクも伴い多くの命を落としています。殆どが高齢者との事ですが、もう抗体を持つ既感染者数は首都ストックホルムで40〜50%と推測されており、もうすぐ集団免疫が完成するとの事。首都以外の地方都市はどうするのか、ゆるゆるの規制で自然の集団免疫に任せていますが、医療先進国で全く医療崩壊していないらしく、ちょっと他国と感覚が異なります。スウェーデンは感染者数に重篤者しか加算されていないので、本当の感染者数なんて世界で2000万は軽く超えていると思います。もう億単位かもしれません。日本も検査自体かなり疑われる人以外していないので、東京は集団免疫に近いレベルという情報もあります。抗体検査をしたらニューヨーク以上の40〜50%くらい居るかもしれません。だとしたら感染者数なんて既感染者数も含めたら数百万単位となります。

一番大事なのは死亡者数を増やさない事だと思うのですが、日本は加速気味なのが気になります。
今までは世界の1/1000レベルで踏ん張っていましたが、今は1/500レベルまで上がっています。重篤者が力尽きたケースが急増しているようです。改めて恐怖を感じる推移です。

また、抗体検査で60%で集団免疫が完成したとしても、そこから感染数が拡大しないだけで、感染による病状が無くなったり軽くなる保証が得られる訳ではなく、そういうウイルスのケースが多いというだけで、スウェーデンの方策が吉と出るか凶と出るかはまだ分かりません。