挨拶のない生徒

指導していて最も悲しいのが、挨拶しても目を逸らして挨拶をして来ない生徒が15人に1人くらいは居ます。
こういう生徒はたいてい会話の中でも、学校のA先生は教え方が最低で勉強が全然分からないんだとか、B先生は最低で人気が無くて生徒に嫌われていてもう話にならないとか、毎回のように聞かされます。聞いてもいないのにです。
monster parent の生徒版ですね。こんな生徒の保護者様はたいていこれに当てはまります。最初から不満のかたまり、悪口否定のかたまりで育っているので、気に入る先生なんてほぼ見つからない。生徒同士でも悪口が日常会話で、会話相手が居なければクラスメイトに無視され浮いているとか。保護者様の日頃の言動がそのまま生徒の振る舞いに生き写しにリレーされています。こんな生徒率も年々上昇している気がしてとても残念に思います。こちらから元気に挨拶しても、迷惑そうな顔をしたり完全に聞こえなかったフリをして目を逸らし逃げるようにしてその場を離れる、どうなんでしょうね。私も悪口の先生のリストに入ってしまったのでしょうか。
大人になったらきっとmonster parent の仲間入り。生徒として成績も当然上がらず、先生を数え切れないほど替えまくり私への依頼期間もその中のほんの数ヶ月、取っ替え引っ換え先生探し放浪の旅を続けていても、生徒も保護者様も先生側に全て問題があると思い込んでいます。悪口を繰り返して次の先生に依頼する、当然笑顔なんて一切あるはずも無く、いつも不満そうな顔をしてまともに挨拶すら出来ない。生徒にも問題ありますが、保護者様の教育に根本の問題があるように思います。
こんな生徒が多い事多い事。たまたま私が好かれたとしても、いつ言葉の綾がきっかけで悪口対象に急変するか分からない。私はそんな事を気にせず普通の生徒と同様に分け隔て無く対応しますが、どんな良い先生と巡り会えていても自分のプライドと我儘で一期一会を無駄にしています。全ては自分が正しい、悪いのは先生、そんな生徒も大人も増えているのでしょうね。クセの強い生徒や保護者様は一瞬で見分けが付きます。どこに先生探しの放浪をしても先生側は嫌だなと警戒しているでしょう。
受験勉強期間なんて僅かな期間、笑顔で頑張るどころか相手の批判を繰り返して最悪の結果を迎えている。そうなったのも全て相手のせい。その責任転嫁で結果後も文句を言いまくる。自分側は一切間違っていないと思い込まれている。
早く気付いてくださるといいのですが、望み虚しく、のケースがほとんどなのが実情です。10〜15人に1人、同型の生徒は同型のクセの強い生徒を呼んで来る、私の経験上の感覚です。時には取り扱いは別枠にしないと他生徒指導に影響がかかってしまいます。こんな生徒が少しでも減っていくといいのですが…。