家族のサポート
今日は家族のサポートはどうあると良いか話してみたいと思います。
1000人以上も見て来ると、いろんなご家族と対面し、拝見して来ました。
まず多いのが、勉強しろ勉強しろと注意される事にうんざりしている生徒。私から見ると少し可哀想に思いますが、頑張ってほしい親の愛情も時には入っているので、簡単に否定など出来ません。言うのが普通と言えば普通の事、でもそれが常時となると互いに疲れてしまい、不要な注意とも言えなくもありません。適度にプレッシャーをかけないとたるむのは目に見えている生徒もいますし、適度な注意は必要なのかな、とは思います。
ちなみに私の学生時代は、勉強しろと言われた記憶がありません。今の時代もそういう穏やかなご家庭も少なくありません。こういうご家族の生徒は教えていて安心します。たるまないように私がプレッシャーをかけてあげないといけませんが。
次に多いのは生徒の意思をあまり尊重されないご家庭。
塾や家庭教師を付けるのも保護者様が決める事、という事は進学先も、もっと言うと将来の職業まで親の敷いたレールの上を進ませるご家庭は結構いらっしゃいます。一切口は出せませんが、少し可哀想だなと思う場面もよくあります。まず進学先を決め付けて他が見えていない保護者様。今の時代に用語にもなっているモンペ、monster parent スレスレのケースです。
自覚がないのでどうにもならないのですが、無理なものは無理、無茶な事は無茶、でも1%でも可能性はあれば私はそう丁寧に伝えて最善を尽くします。
ただ絶対に言える事は、こういうご家族の生徒はまず勉強を楽しむ事が出来ない、親の見栄やプライドに振り回されている、親の望み通りのいい子でいたい、期待に応えて叱られない世界に居たい、そんな生徒に自主性なんて育ちませんよね。
でも学校の先生も家庭教師も、なかなか怖くてそんな事は言えません。プライドが高い方ばかりだから否定的な事なんて言ったら大変な事になります。そうしてモンペ率は今後もどんどん上昇して行くでしょう。
この悲しい状況を回避するには、方法は簡単です。
楽しむだけです。生徒もご家族も笑顔で全てを楽しむのです。
笑う門には福来る、そういう事だと思います。
私もそんな生徒とご家族を一番にサポートしたいと思います。