家庭教師の新規生徒 💁🏻‍♀️💁🏻‍♀️

8/29に優秀な新規生徒さんをブログで書かせていただきましたが、その歳下の双子の兄弟を新規生徒さんとして指導させていただきました。

新型コロナ発生での臨時休校で偶々授業が出来たのですが、まだ中学1年生とは言え学年トップを双子2人で争っており、非常に努力家で元気で優秀な生徒さんです。

簡単な問題はミスも無くガンガン解いて行きます。
その素早さと集中力は私の中学1年生時の比ではありません。
ですが、難しい問題には共通して手があまり付きませんでした。数学や理科の文章題がその殆どでした。

私の指導は先ずは絵や図を書き起こして説明します。
実際、中学1年生の時から今でも絵や図を書き起こさないと速やかに解けません。この頃からの癖でして、結果的に良い癖だと言えます。頭のキレる子ほど絵や図を書き起こさずに頭の中で考えて難問を解く傾向があります。そこには限界があります。だから手と目を使って脳を極力使わずに解く方法を勧めます。実際に絵や図を書き起こして解いて見せて、これを真似して別ノートに書き直せば勝手に出来るようになるよ、と指導します。

今日の数学・理科の質問は文章題ばかり10問以上教えたと思いますが、絵や作図を用いれば容易、用いなければそれなりに難問という問題ばかりでした。2人とも頭が良いので説明にすぐ納得している感じでしたが、書き起こした絵や図を真似する事はしませんでした。強要とかをすると生徒は嫌がりますので絶対にしませんが、即座に同じような絵を描いたりして試してみる事を期待していましたが、今日は残念ながら1問も書き起こす練習をしてくれず少し残念でした。先生が帰ったら騙されたと思って書いて真似てみてね、と言い残し2人とも良い返事をしていましたが、果たして真似して解いてみてくれたかどうか、心配だし興味深い部分でもあります。

歳上の兄弟の生徒さんは、すぐに私の真似をしてくれるタイプだったので安心して見ていられるのですが、歳下の2人は指導時は真逆でした。性格や思い込みや頑固さが影響するのでしょう。勿論3人とも非常に素直なタイプで、その点は共通しています。頭の良い子ほど脳を使いたがり、わざわざ難しく考えたがる悪い癖に陥る傾向はありますね。自己主張の強い子ほど、真似をしたくない、自分の脳の力で力ずくで解いてみたい、凡人では想像も出来ないstoicな一面があったりします。

勿論そこには限界がある訳で、学年が上がれば上がる程無理が出て来ます。そこで非効率さに気付くより、今から効率的に解く癖を付けた方がbetterなのですが、出来過ぎて自分の脳を過信し過ぎると、絵や作図を書く時間の方が無駄な時間と思い込み、如何に書かないで解くかというstoicな挑戦をし始めてしまうのです。そんなchallenge精神は私の中学時代にもあった気もしますが、真似てtechnicを丸ごといただいてしまうのも賢い選択なんだよ、と言ってあげたいですね。

いつか何処かでそんな事に素直に気付ける日が必ず来るとは思いますが、能力的に真似したくないというprideみたいなものもきっとあるのでしょうね。幾つもの解き方を考え出すのも賢過ぎる生徒のよくある特徴でもあります。柔らかい脳の持ち主なので、そういう脳の使い方のtrainingも価値は凄くありますね。

ただ最後に、結局はこう解く事が最も効率的なんだな、と納得する所まで突き詰めてくれると最高だと思います。
意外にもそこは追究せず、originalな解き方に固執する傾向があるのも賢過ぎる子の陥り易い落とし穴だったりします。
これがある限度を超えると、何事も難しく考える癖が付いてしまい、非効率的となり点数が自動的に落ちて来てしまいます。

要は柔軟性ですね!

柔らかい脳をfullに使うのもいいですが、fullに使わずに解く柔軟さも兼ね備えないとある時期から成績が伸び悩む事になるでしょう。人間の脳には限界はありませんが、非効率的な脳の使い方によっては簡単に限界に到達してしまうのです。

そんな事も早く気付けると、楽しみな双子の生徒さんです‼️