続・拘りの強い生徒対処法 🎾
2週間以上に渡り、拘りの強い生徒さんへの見解や対処法を書いて来ましたが、具体的対処法は一体どうなのか、といった部分は明確な結論は書いて無かった感じなので、改めて現時点での結論を纏めておきたいと思います。
結局は一言で言える結論は、個々の生徒さんの拘りの場面や重さはcase-by-caseですので個々にしか言えない訳ですが、拘りの強い=柔軟性が乏しい訳なので、勉強学習に於いてだけでなく、人生に於いても百害あって一利なし、に近いデメリットが多いとは思います。軽度なら少しが主張が強いだけ、逆に探求心があって良いのでは、とお思いの方もいらっしゃるとは思いますが、教える側のやり易さ、上手に教わる側の姿勢としてもデメリットの方が大きく、成績にもほぼ100%近くが足枷となっていると感じます。例外のケースも無くはないとは思いますが、ほぼ思い付きません。重度であればデメリットだけなのは尚更の事です。
ある意味病気だから、性格だから、個性だから仕方ないと開き直ってしまえばそれまでですが、そこからの成長や成績上昇は見込めない事になってしまいます。
軽度であるなら、障がいとは言えグレーゾーンなので拘りの矯正もある程度可能ですし、足枷となると自覚出来るなら悪い拘りを減らす努力も価値があるでしょうし、障がいに向き合う勇気ある姿勢も必要ではないかと思います。
思い通りにならなければ他人のせいにしてその場の苦境から逃げる繰り返しを無意識にしており、それに保護者様が手を貸し続けていると考えたら、非常に危険な行為だと私は認識しております。
教え上手も居れば、教わり上手の生徒も厳然といらっしゃいます。教わり上手な生徒さんは成績がグングン伸びるのは必然的であり、教え易くもあります。当然変な拘りはほぼ無い素直なお子様が多いです。良い事だらけです。皆無が良いと言っている訳では勿論ありません。「えっ」と思わせる連続のような強い足枷となるような拘りさえ無ければ問題は無いのです。
辞めたい、逃げたい、現実を受け入れたくない、そんな自分本位な言い訳だけで拘って他人のせいにして気持ちを転々とさせる生徒さんや人間に、芳しい結果が待っているとは到底思えません。
拘りの強い生徒と一言で言っても、多くのケースで非常に危険を孕んでいるという現実を受け入れて、個々の受験戦争の乗り越え方に柔軟な考えを生かしてみては如何でしょうか。
“アーネストリーイズム”の実践、拘りの強い事なんて何の障がいも無いと思う感覚の甘さ、成績上昇に繋がらない足枷としかならないそもそもの原因、そんな本質の部分に目を向ける事も、勉強を煽る事よりもずっと大切なのではないかな、と強く思うのです。
短絡的に盲目になり辞める、逃げる繰り返しをする前に、ちょっとだけ踏み留まって、振り返って考えてみてください。必ず何かしらの前進の糸口が見えて来る筈です。