ADHDの生徒の現況 😔
もう1年半ほど授業をお休みしているADHDの生徒の保護者様からお便りが届いたので、ずっと心配してはいましたが電話で現況を伺わせていただきました。
ADHDでも多種多様でして、受け入れる環境によっては全く普通の生徒と変わらないケースも多くあります。1年半ほど前まで数ヵ月、完全に不登校だった状態から元気になってバレーボール部にまで入部し、部活動が忙しいので一旦授業を休みたい、もちろん登校は出来るから授業に置いて行かれない、との事でのお休みでしたが、間もなくして不登校となり部活動も退部し、現在ボクシングジムに通っているとの事。今、中学2年生で、高校は通信制を考えているとの事でした。コロナ禍も間に長く挟んだものの、なぜそこまで悪化するまでご連絡をいただけなかったのか、私からもなぜ電話をしてあげられなかったのか、若干の後悔はありますが、過去を後悔しても仕方ありません。
保護者様は当然、全日制の高校へ進学してほしいとの事でしたが、生徒本人の意思を確認しないとそのサポートも出来ません。能力は平均的な生徒であり、絶対登校出来ると約束してお休みしていただけに、集団生活に苦痛を感じる病気の発症が残念でなりません。
また家族で話し合うとの事でしたが、生徒の意思を尊重する傾向が強いご家族なので、生徒はおそらく不登校気味なまま何とか保健室登校で日数を稼ぎ卒業証書だけいただき、安易に通信制の高校に進学する予定でしょう。運動能力にも優れた見た目は全く普通の生徒だけに、私が保護者なら登校する努力を惜しみませんが、決めるのはご家族と生徒自身なので出過ぎたアドバイスもあまり出来ません。2年間ほぼ授業は参加してないので学力は限り無くゼロに近いようです。授業について行ける能力は十分に有るだけに残念です。とりあえず安易に通信制高校に進学しても卒業が難しい学校も多々ある事だけはお伝えしました。
まだ2年生なので、何とかベストの方向に導いてあげたいですね。孤独に汗だけ流して頑張っているのでしょう。まだ打ち込めるものを探して実行出来る活力があるだけ恵まれています。引き籠もりにならない事だけが当面の心配ですね。
Q&A(よくある質問)にも書いてあるのですが、ADHD(発達障がい)やLD(学習障がい)の生徒の指導は20〜30人の経験がございます。なぜそんなに事例が多いかというと、障がいのある生徒を積極的に回していただき受け持って来たからです。もちろん生徒自身と保護者様に強い意志が有るのがサポート出来る前提となりますが、生徒は保護者の期待に懸命に応えるので基本は保護者様の意思の有無で決まります。障がいのある生徒ほど本当に信じられないような奇跡を起こす能力があります!
家庭教師を付けるか否かも決定権はあくまで保護者様ですから、御子息の奇跡を信じ可能性を信じて私に託してあげてください。決して無理強いはしません。いろんな話をしてあげる事が出来ます。可能性を最大限に伸ばすのは、生徒本人の意思だけに任せてはいけません。ヘレン・ケラーもトーマス・エジソンも、保護者が強制的に家庭教師を付けたり保護者の献身的な愛で可能性を信じたからこそ、世界的に有名な奇跡を起こしたのです! 保護者様の努力と我が子を信じる力が無ければ、一切奇跡は起きていません。
障がいの生徒は、必ず無限の可能性を持っています!
その活力を見捨てないでください!
100万人以上とも言われる不登校や引き籠もりのニートは、多くは保護者様が過保護に隠す事から始まっています。可能性を殺しているのは保護者様の可能性が非常に高いのです。そうなる前に、可能な限り可能性を信じて外の世界へ誘なってあげるのは保護者様の責任でもあります。私はかなりの確率でお力になれる経験があると自負しています。