鋼のメンタルを身に付ける 🛎
今週も無事当塾の全授業が終わりました。家庭教師は週末に行います。
もう1月も半分が過ぎましたね。
冬期講習からレギュラー日程・時間割への連絡がうまくいかなかった生徒が数名出てしまい、少し反省点がありました。
中学生は第5回総合テストで不振だった生徒を中心に、今週再度の三者面談が行われたようで、当塾の生徒にも数名居たようでした。呼ばれてない生徒も志望校で心揺れる時期でもあり、講師としては非常に神経を使います。繊細な心の生徒も結構居ますし、授業では明るくても帰宅すると暗く悩んでしまう生徒も居て、生徒も教師も考え過ぎるとキリがありませんね。
運営を主に担当しているスタッフから、Y君が心配なんだがと帰り際に切り出され、そこから話し込む事一時間以上、生徒の不安定な心を見抜く事に長けているスタッフだけにスルーは出来ません。かと言って一時間以上も激論を交わすと互いに疲れ切ってしまって良い事はあまりありません。
指摘された生徒は、私的にはほぼ安泰だと思う生徒でしたが、スタッフは私より保護者様とも話す機会が多いので、家で親子の会話がうまく行っていないとか、生徒が思っているより勉強していない事とか、メンタルが非常に弱いとか、成績が異常に上下しているとか、ふと指摘されるとあぁその通りだなぁと一緒に悩んでしまいました。いけませんね。悩み始めるとキリがありません。
結局は結論などありません。
教師は教師として、生徒は生徒なりに、結局はベストを尽くすしか無いのですね。鋼のメンタルを身に付けるアドバイスは得意ですが、身に付ける生徒も居れば諦めてメンタルが潰れてしまってズルズルと志望校を下げた生徒も見て来ました。家庭環境もある事で、全てを何とかする事など教師には出来ません。
しかし、教師として最後まで生徒と一緒に闘い、決して諦めません。これだけは他塾とは決定的に違う部分です!
生徒自身が限界を感じて諦めるのは止められませんし、諦める事が全て間違いだとは思いません。一つ下げて上位を狙う作戦で成功した生徒もたくさん見て来ていますし、この場合は正しい賢い諦めだったと言えますね。その最終的な判断は生徒自身と保護者様が決める事です。それを止める事は誰にも出来ません。
そんなアドバイスを含めて、ベストを尽くすのが私の仕事であり使命だと思っています。ですから、一時間以上の激論も価値ある激論だと思いますし、それで教師側が悩み過ぎない事も大切だと思っています。頑張るのは生徒も教師も一緒ですが、決断を下すのはあくまでも生徒自身ですから。ただ人生で初めて受験に立ち向かうので、心は不安定になり時には突拍子も無い希望を言ったり、クルクルと考えが二転三転する生徒も出て来ます。教師が振り回される事もままあります。悩んで悩んで全生徒が人生の道筋を決めて行くのです。そして必ず進路は決まります。その答えに不正解は絶対にありません!
ただ後悔だけはしてほしくありません。
後悔しないように、今この瞬間をベストを尽くして行こう!
そんな優しい柔らかなアドバイスと、出るべくして決まった進路へ静かに見届けてあげる事しか教師には出来ません。
私のアドバイスで志望校を決めたり変更した生徒も多数居ましたし、今年度も多数居ます。責任も感じますが、決めたのは生徒自身なので、あのアドバイスのお陰で良かったと言って貰える事を祈り、心を込めて次のステップへ旅立つ君を見送らせていただきます。