公立前期入試受験の選択
今よく受ける質問に「前期入試は受験した方がいいですか? それとも受験しないで後期入試に力を蓄えた方がいいですか?」というのがあります。
私のアドバイスは、30%以上の合格可能性があるなら果敢にチャレンジしてみましょう。面接対策は先生を信じて練習すれば逆転も可能だからです。面接の比重は20〜30%が主流で、中には50%の高校もあります。思っているより逆転は多いです。評定1〜2の差は逆転可能ですね。反対に逆転されてしまうケースも多々あります。面接でNGワードを話すと簡単に不合格になります。
評定は通知票が渡されて初めてほぼ確認出来ます。なので、合格可能性の正式な判定は終業式以降になります。
私は積極的にチャンスを生かす方を促しますが、生徒によってはデメリットもあります。前期入試にも準備は必要なので、後期入試のための勉強量はどうしても減ります。気もそぞろになりがちです。また、倍率も後期入試よりは高く、ボーダーラインにいる生徒は不合格になった場合に、すぐ気持ちを切り替えられるメンタルの強さが無いと後期入試にダメージを受けます。不合格でも良い経験が出来たとポジティブ思考の持ち主なら問題ありませんが、少なからずショックは受けるでしょう。逆にショックをバネにして猛烈に勉強する生徒もいます。心の持ちようでどうなるかはやってみないと分かりません。
自分の性格から生徒本人の意思に任せるのがベストなのですが、保護者様の意思も大きく反映されますね。
ただ言える事は、人生ずっと消極的な選択を続けていたらつまらないよ、という事。落ち込まないでバネに変えられたら大きく成長も出来る事。後期入試の方が向いている評定よりテストの方が得意な生徒はじっくり構えて後期勝負を選択する勇気も大切な事。ちなみに学校の先生は消極派の方が多い傾向があります。安全に安全に、不合格の可能性があるなら回避して安全な方に、黙っているともう1ランク落とそうとアドバイスするケースが多いです。先生の手腕にも傷を付けたくないのですかね。積極に攻めるアドバイスの先生はごく僅かです。
どんな選択をし、どんな結果になろうとも、プラス思考で前を向ければ問題ありません。自分を信じて試してみると、いろんな発見が出来るかもしれないですね!