2次関数 平方完成等々 😗
今週も始まりましたので、久しぶりに正統派な指導方法・教わり方のブログを書きたいと思います。
最近はウェブサイト運営の信頼性UP的なやや重めの説明が続いてしまい、それも非常に大切なので必要不可欠な話題ですが、真剣に見直すきっかけとなり、いろんな事も分かりました。
Google 検索でも2ページ目にほぼ本ウェブサイトが定着するようになり、サイト訪問者数も飛躍的に伸びています。残念にもお問い合わせ数は全く飛躍的に伸びていないのが悩みですが、想像を絶する人数の方々がこのブログなりを見ていただいているのは間違い無く、改めて気の引き締まる思いで書いています。
私のSNSを通しての数千人の方々も一度は覗いていただいています。教育関係者の方々も中には大勢いらっしゃる事でしょう。お知り合いだけでなく、以前の勤務先の上司や同僚、そのまたお知り合いやお友達、勿論他社様もご覧になっていらっしゃる事でしょう。今まで以上に真摯に丁寧に、言葉も選んでブログも上げていかないといけないと思っています。
さて本題。今日は数学の2次関数の指導について思う事です。
高校1年生はスタートの計算ゾーンを終えて、続々と2次関数の単元に突入しています。1学期の期末テストは早い高校だと2週間後、6月末までに集中しており、どの高校でも2次関数の心臓部が出題されます。
数ⅠAでは2次関数が何と言っても東の横綱、数ⅡBの東の横綱は微分・積分、難易度ではなく配点や存在感としての私のイメージです。一昔前まではこの2つの単元がそれぞれのテストの25〜30点の配点があり、最近は脇役の単元が必須問題に格上げされたりで配点率は下がっていますが、テストの中腹で必ず構えている主役の座は今後も譲らないでしょう。
その高校1年生の1年間で最も重要な部分を猛スピードで授業は通り過ぎ、平方完成の方法も丁寧過ぎて却って分かりづらかったりいろいろです。丁寧過ぎず、しかし差し引き勘定の記述端折りは禁物、コツは簡単にありますが、なかなかそのコツを即座に身に付けられる生徒は少数です。平方完成だけを1週間も繰り返す高校もあれば、早過ぎて全然分からなかった生徒も少なくありません。まともに短時間で効率良く平方完成が処理出来ている生徒はほぼ皆無です、当然かもしれませんが。自分なりに何らかのコツを覚えた生徒は私からの簡単な指導の追加でほぼ完璧になるケースは多いですね。
今日教えた生徒の中には、平方完成のテクニック以前に、平方完成後のグラフ作成や頂点座標などとの位置関係すら混乱してパニックになっている子には指導に苦しみます。頭の良い生徒なのにパニックになってしまうと邪念が入ってしまい私の説明が鉄砲耳で頭を抱えています。落ち着かせて全部を私が解いて、それを真似して書き起こせば出来るようになるよと説明後に渡しても、頭を抱えて真似して書き起こそうとしない。いろいろ他にも悩みがあって途方に暮れていたのかもしれませんね。
今日はとにかく自信を付けさせて、最も効率の良い解法を6〜7問持たせて書き起こすように優しく促しましたが、来週また「結局分かりません、解法の紙もノートも家に忘れて来てしまいました」というのが中学時代からの繰り返しパターンですが、少しでも進化してくれたらそれも価値があるのではないかな、と長い目で見ています。テンパってしまう生徒は突然理解不能になってしまうので、メンタルケアの部分もかなり大切です。
たった週1コマ80分の授業で、学校で何時間もの授業で分からない部分を指導し、たった2週間2コマで全テスト範囲を教えるのも無理があるのですが、際どく何とかなっている生徒が殆どではあります。しかし、頭の中が真っ白になって頭を抱えているレベルだと白旗を上げざるを得ません。
とにかく生徒は学校との兼ね合いで case-by-case な訳なので、その生徒生徒に応じた最善の効率的指導を即座に繰り出すしか手はありません。時にはメンタル的に自信喪失して参ってしまっている生徒に対しても、それは同様です。今日の場合はちっぽけなテクニックを教える前に、グラフと式の位置関係やメンタルケアの方がずっと優先順位が高いという大切な授業でした。次の機会に最効率的なテクニックをゆっくり覚えられればいい、何ならテストに間に合わなくてもいい、もっと大切な事を当塾を通じて、私を通じて学んでくれたらそれで十分、そんな大らかさを生徒から学ばせていただいた授業でした。