続 勉強の苦手な生徒

昨日のブログの続きですが、医師の診断など無くても、どの分野が学習障がい(LD)かという推測は経験から立ち、ただの少し苦手とLDにも明確な境目などありませんし、苦痛に感じていると気付いたら私は深入りさせません。克服が難しいからこそのLDという症状が研究され存在が確認されているのであり、得意な分野でいくらでも得点をカバーする事も出来ます。

障がいとはどんなものでも全て個性の一つです。
劣るという意味とは違います。見方によっては優っているのかもしれません。有名スポーツ選手や有名ハリウッド俳優にもLDを公表している方が居ますし、昔の発明家や博士にもそう推測されている、天才と言われる有名人も多数居ます。今も昔も同じくらいの比率だけ居たのであり、今は研究が進み説明が付くようになっただけなのでしょう。
ですから、少しくらい苦手でも卑屈になどなる必要も無く、計算がどうしても出来なくたって、別の分野で天才なのかもしれません。

そんな得手不得手を素早く見抜き、得意分野をどんどん伸ばしてあげるのも私の使命だと思っていますし、どうしても苦痛で克服出来ないなら違うアプローチでカバーする方法も的確に見抜くのが有能な教師だと思い、それを目指して日々経験を積んでいます。計算くらい出来なくたって、立派な大人になれます! 心配しないで、悩まないで、私の経験上の判断に安心して委ねていただきたい、そんな風に思うこの頃です。

ちなみに、上記の生徒の総合点は、2学期の中間と期末で60点台→160点台に急上昇しました。まだ中学2年なので、受験生時にどれだけ悪戦苦闘するか分かりませんが、入塾して約3倍の得点を取れた事は自信にもなり、分かる楽しさを味わえ、費用の何倍もの価値があったと考えます。これからも成績は必ず上下に動き、悩む時も訪れるかもしれない、でも頑張って理解して結果を出せた経験は、この生徒の人間力を強くさせ、いつか奇跡を起こすと私は信じてコツコツと教えています。