来週から3週間 期末テスト期間 🤸🏼♀️
今度の期末テストは、早い生徒が6/15〜、遅い生徒は7/2・3、こんなに幅が広いケースは珍しいですね。
また、1学期の中間テストと期末テストの間が年間で一番日数幅が狭く、最も狭い学校はたった3週間ほど、テスト直しをしていたら期末テスト対策は酷いとたった1回だけの授業なんて生徒も居て、もう大変というか悲惨なケースも。
但しテスト範囲も異常に狭くなるので、やらなければいけない問題数も圧倒的に少ないので、工夫次第では何とかなります。その代わりに皆んなが範囲が狭いので基本的に平均点は上昇してしまいます。依ってやるべき事をやり損ねたら、下手すると赤点確率も上がります。そうなってほしくないので、僅かな指導チャンスを最大限に生かすために必死になるという訳です。
どうしてもいつもよりハイテンションになってしまい、気が付くといつもより声のトーンが一段上がっていたり、生徒によって理解度も大きく異なるので、なかなかいつもの平常心で指導するのが難しい生徒も少し出て来てしまいますね。
今の時代、30年前より絶対的に塾の1人あたり授業時間が短いので、もうある意味仕方がありません。
そんな時に炸裂する指導方法の一つが、私自身が赤ペンで生徒のノートに、最効率的且つ猛スピードで模範解答方法を一気に書き切ってしまいます。そして横で理解している事を確認し、出来ればその場でもう一冊用意して貰っている生徒のノートに、理解を確認しながら一字一句真似して書き出し(清書し)て貰います。もうこれが時間が圧倒的に足りない時に炸裂させる唯一の方法です。赤ペンの文字を辿って書き出す事で、いろんな発見をして行く事に生徒達は気付きます。
その清書の式なり説明なりグラフなりに、理解不十分な箇所が必ず少なからずあります。なので私は時間の許す限り即座に清書して貰います。どうしても他にまだ教える事があってそれを優先すべきであれば、帰宅してすぐに家で真似すれば満点取れるから、必ずやってねと言って次の問題の説明に移ります。
この場合、やる生徒とやらない生徒に大きく分かれてしまい、時間が経ち過ぎると「やらない生徒」でなく「やれない生徒」に変わってしまいます。学年が下がる程にその場で真似して書いて貰わないと理解が保証出来なくなります。逆に高校2・3年生とかになると、最適な解法を真似してモノにするだけで本当に満点が取れて学年1位になれる事を学習してしまっているので、赤ペン書き下し答案をノータイムで書き始めると嬉しそうに喜んで眺めています。
この真似するだけでOKという「お猿さん戦法」は、どの先生の書き下し答案でも良い訳では無いところがミソです。
問題集も勿論教科書も、最適な無駄の無い答案であるケースは本当に僅かです。ほぼ無いと言って良いレベルです。ですから、教科書の解法を真似して清書しても満点はほぼ取れません。最悪の場合、理解不十分であれば0点にもなり得ます。
そのくらい非効率的な解法が、教科書や問題集の解法なのです。勿論問題にも依りますし、非効率な箇所の比率も各問題に依ります。何処が効率的で何処が非効率的であるかは、赤ペンで書きながら理由を話して指導して行きます。
もう300本近くブログを上げているので、同じような内容は1回くらい既に書いているかもしれませんね。私は基本的に過去を振り返りませんので、もしあったら見つけて楽しんでみてください。少なからず今回の方が丁寧に方法を書いていると思います。
本当に思うのですが、手抜きのブログは本当に少ないと思います。
万人受けしない内容や、誰でも知ってるような内容も時にはあるかもしれませんが、濃い内容の物が大半だと私自身勝手に思っています。嘘や偽りは一切無く、データなどは概算で出来るだけ正確に memo して書いています。ズレがあっても極めて僅かだと思います。私見に於いても、あくまで正直に書いておりますので、言葉を選びつつ本音を書いています。そこには媚びたりあやふやに誤魔化したりはほぼ無いと思います。
勿論自分が常に完璧なんて事は考えた事もありません。
最適化された解法と書き方をノータイムで書く事が私の特技ではありますが、100%最適化されているとは言いません。世の中に100%なんて事は基本的に存在しません。
ですが、99.5%くらいは最適化されていると言える自信があります。どんな高度な問題でも、です。逆に高度な問題ほど最効率化と工夫の無い一般的な解法との差に開きが出ます。
そんな場面がタイムリーに説明出来、それをタイムリーに聞ける時は、教える側も教わる側もささやかな仄かな幸せを感じられる瞬間でもありますね。そうやって数学や理科は強くなって行くし、楽しくなって行くのだと思います。
数学に「ひらめき」なんて100%必要無いですからね!
ひらめきを教わりたい、と言う生徒ほど、数学が苦手です。
中学数学・高校数学に一切のひらめきなど使いません。
使わずに満点が確実に取れるという事です。(数学Ⅲの一部は除きます)
恐らく、大学数学以上にはひらめきが必要になる場面があると推測しています。そんな経験は私には一度もまだありませんが。
ひらめきではなく、「工夫」はいろんな場面でありますし、発見すると嬉しいですね。しかしこれは工夫を思い付いたのであって、ひらめきではありません。効率の良い工夫を思い付いて進めて行くのが、数学の数学たる所以です。公式を山ほど暗記して、そこに当て嵌める事でしか解けない生徒は、数学をしておらず、算数をしているだけですね。公式は意味が分かって初めて使用する資格が持てるのです。意味知らず丸暗記に数字を突っ込むだけで正解している生徒は、物凄く暗記力・頭が良いですが、数学の成長は既に止まっています。算数だけで数学を解いている訳ですから、ある意味普通の記憶力では真似出来ません。そして、全く無意味な暗記な訳ですね。