暗記科目の勉強法

今日も中学3年の受験生5人と中学2年生1人教えました。
あと来週の一週間授業を受け、再来週には順次冬休みに突入します。いつもは穏やかなお正月ですが、受験生は呑気にはしていられません。大晦日と元旦だけはのんびりお正月を楽しんでね、2日の午後から受験生に戻ろうかね、なんて話しています。メリハリは大切なので、元旦から勉強だよ、なんて私は言えませんね。受験より家族団欒の時間の方がずっと大切でしょう。お正月ですから。
今日の生徒からの質問は、よく聞かれるのですが、暗記科目はどうやって覚えればいいんですか?
暗記科目というと、まず社会、他にも理科の約半分、国語の漢字とかも暗記に近いですかね。これだけで500点中170点、約1/3になります。何か語呂合わせとか目印が無いとなかなか丸暗記はすぐ忘れてしまいます。点と点を集めて線に変えていかないと、たかが暗記とはいえ記憶として定着しません。先週こんなに暗記したのに、今日ほとんど忘れてる…だともう勉強したくなくなっちゃいますよね。気持ち分かります。
コツとしては3つの方法があります。五感を駆使します。
1つ目は触覚で覚える! まずは書く事です。手で覚えよう、と教えます。私の感覚だと書かないで記憶するのは難易度が高すぎます。そんな秀才ならたぶん何も困りません。
2つ目は視覚で覚える! 書いたものを目で見てビジュアル的に脳にしまい込みます。せっかく書き出しても目でイメージを記憶しないともったいないですね。漢字や英単語のスペルは正しく書いたものを目で見て確認しておけば、少し違うと見て何か違う気がすると気付きます。
3つ目は聴覚で覚える! 英語のリスニングがあるように聴く力はだんだんと重要視されています。書いて見てそのあとに声に出して読んでみると自分の声を自分の耳が記憶します。テスト中は声に出せませんが、家での勉強では思う存分声に出して勉強出来ます。
どれが向いているかは試してみると判ります。私は1,2,3の順に重要と感じますが、私は断然聴覚派とか、私は全部視覚派だなとか、三者三様に分かれると思います。ぜひいろいろと試してみてください。自分の記憶脳の特徴を知っておく事は将来のためにも重要かなと思います。