後期選抜 各教科の検証〜英語篇

昨日のブログでは、3人の残念な結果に話題が行ってしまい、16人の第1志望校合格の皆んなへの祝辞が後回しになってしまったので、あらためて 合格おめでとう ㊗️ 🎉

3人も含めて、第2志望を含めての合格率100%は、今年度も継続されました。皆んな良く頑張ったね、皆んなの笑顔を忘れずに頑張り抜いた努力と人間力を、私は誇りに思っています!

最後になる後期選抜各教科の検証は、最終科目の英語。
毎年悲喜交々のドラマを生んでいる科目ですが、今年度は例年に増してドラマティックな内容だったと感じます。
私の生徒でも、いつも以上に実力を出し切れた生徒も居れば、経験した事も無いような低得点で茫然とするしかない生徒も居ました。最終科目の怖さと油断と時間配分の失敗を防ぐアドバイスは繰り返し伝えて来たものの、失敗を誘うような問題構成だった傾向があったかと、自己採点状況より感じられます。

問1,2は比較的に簡単ではありましたが、英作文を含め且つ会話文やポスターの読み取りがあり、油断した生徒は大幅に時間を割いて大失敗をしてしまったようです。私の一番恐れていた失敗だったのですが、アドバイスを繰り返したにも拘らず、結果的に罠にかかってしまった生徒が多く、ボーダー付近で泪を呑んだ生徒は比較的この罠にかかっていました。シュミレーション不足しか敗因はございません。自己採点と開示得点の差が大きかったのもこの英語が多かったです。

時間配分を忘れて問2に時間を割いてほぼ満足を取った生徒達は、問3に残り15分で入り、問4に残り5分で突入した生徒も居ました。学年1位のレベルの生徒が、こんな失敗をして実力より20点以上失点していました。問3,4もそこそこ時間を割かないと解けない比較的難問だった訳です。問2を丁寧に解き過ぎた生徒は大幅に失点してしまったという展開的な問題構成だったと思います。一番得点が安定する筈の科目なのに、今年度の入試の一番波乱を含んだ科目となりました。問4の出来で合否を分けた生徒の数は例年以上に多かった事でしょう。

今年度の平均点は非常に予想しにくいのですが、時間配分によって大きく明暗を分けた事を考慮して、得点が取りづらかったと予想し、52点前後まで下がると見ています。ここ7年間では最低点を争う得点になります。