リニューアルから10日

夕方になると通りがせわしなく渋滞してくる今は師走。
長野の北部にはもうすぐ雪が降り始めます。
自動車で東奔西走する私は、雪の季節が少し苦手。でも一番大切な期間なので、生徒と楽しく頑張るのと引き換えに悪路と闘っています。年間走行距離は15,000km平均なので、タクシードライバーに匹敵する数字です。新車で長野県第1号として、震災の岩手県の工場から購入したアクア号はもうすぐ120,000kmに達します。タクシードライバーさんが驚いていました。
銀行員を勤続15年で退職してから10年を超えましたが、毎年平均20〜30人、中学3年の受験生がだいたい7割、中学2年以下と高校1年以上が残り半々くらいが今年度ですが、この辺は毎年波があるので大学受験生か多く集まる年もあります。
何で今の仕事がこんなに楽しいのかな、とふと思う時があります。好きと言ってしまえばそれまでですが、何で好きなの?と自分に問うと、今までがあまりに苦しかったからそのギャップから凄く楽しく感じるのかもしれませんね。世間ではこれをインターチェンジ効果なんて言ったりします。勉強にもこれは利用出来ます。高速道路からインターチェンジに下りた途端に周りが遅く見え、余裕を持って感じる事が出来る。そんな語源でしょう。
アーネストリーメソッドのひとつ、ガヤガヤしたところで進んで勉強するのも、この効果の応用です。最悪の環境下で経験していれば、ギャップで普通の環境下が最高の環境下に感じる。人の幸せもプラスマイナスゼロとかよく聞きますが、頑張った人にだけ訪れる自然の法則なのかもしれませんね。
あえて不合格になる人はいませんが、不合格を糧にリベンジを私と一緒に果たした生徒は多く、社会人になってもこの経験のお陰で強くなります。不合格は不幸だけではないのです。不合格からしか生まれない成長もあるんですね。
それを知った日から私の教える側のプレッシャーはほとんど無くなりました。生徒もご家族の方も、変なプレッシャーを感じる必要なんて無いんです! そう思うだけで適度なプレッシャーが逆に心地良くなります。これもインターチェンジ効果のひとつかもしれませんね。