登校拒否生徒 不登校〜自殺を防ぐために 😰

本ウェブサイトもリニューアル開設してから早1年5ヵ月が経過しました。

立ち上げ時に膨大な原稿を準備し、推敲やレイアウト・構成の試行錯誤の上で約半年も掛かり漸く公開リリースに至った訳ですが、2年に一度くらいのペースで大幅に書き換えをする予定で、今もほぼ立ち上げ時の原稿が99%書かれている状況です。日々のブログや生徒さんの声、進学実績の紹介の増加分、誤字・脱字等の訂正以外はほぼ立ち上げ当時のままです。

その中の「コースの紹介」の項に、不登校生徒のコースを敢えて書かせていただきましたが、レイアウト発案者の方はすっかりその存在を忘れていたと話されていました。

当塾の方では不登校で苦しんでいる生徒がそもそも自分の足で来られないからか50〜100人に1人くらい、来塾していただいても途中で突然辞めてしまうケースが多く、殆どその苦しみの中に介入して手助けする必要性もほぼ無いのですが、一方家庭教師を希望される生徒さんは不登校率や精神・神経的障がい率は極めて高いです。コースの紹介をしっかり読まれてお問い合わせいただいているからかもしれません。

立ち上げ時は生徒達にヒアリングした人数や、私が実際に引き受けて受け持った人数から書いており、不登校生徒は約3%、各種障がいを持たれる生徒は約2%、重複もあるので約4%の生徒と保護者様が苦しんでいらっしゃると書いてありますが、今回初めて 文部科学省・厚生労働省・総務省 などの発表されている上記のデータを調べてみました。

私はあくまで長野市周辺地域の平均値を推定した値であり、全国ではどうなのかは知りませんでした。全国の中で長野県は多いのか少ないのかも今日まで知りませんでした。ワード検索してみても不登校生徒を食い物にした阿漕な商売の輩も氾濫していますね。

私の小・中・高校生時代はもう30年以上前になりますが、40人クラスにほぼ1人平均で居た記憶があります。登校拒否はもっと少なく、多くは障がいを持たれた生徒でした。今は30〜35人クラスに1〜2人平均で受け持っているようです。重複も多いでしょうが、精神的な登校拒否生徒の方が障がいを持たれた生徒より多いようです。障がいについても30年前は病名すら使用されていない時代ですから、今は簡単に病名を保護者様や担任教師に伝えるので、登校拒否・障がい どちらの生徒も2倍程度は増えているでしょう。

上記3省庁等での発表では、不登校生徒数は小中高全体で約24万人が確認されています。凄い人数ですが、不登校気味な生徒等を含めたらこの2倍くらいにはなるでしょう。ちなみに長期欠席者数は約39万人です。日本の小中高生全体では約1,260万人なのでやはり2〜4%くらいと言えます。

学年や地域でも想像以上にバラつきがあります。

まず小中高の全国の内訳は、小学生は約620万人居る中で不登校生徒は約60,000人(約1%)、中学生は約320万人居る中で約130,000人(約4%)、高校生は約320万人居る中で約50,000人(約1.6%)、20年ほど前から統計は取られていますが年々増加しており、15年前は約18万人というので、生徒数も子供の数が減っている事を加味すれば1.5倍くらいには増えていると言えるでしょう。高校生は義務教育ではないので中退者も多数居り、約43,000人(約1.3%)にもなります。

全国の中で長野県は多いのか少ないのか。

長野県は比率的には全国平均より高いようです。
小学生は約100,000人居る中で不登校生徒は約1,200人(約1.2%)で47都道府県中3位、中学生は約57,000人居る中で約2,400人(約4.2%)で13位、高校生は約60,000人居る中で約750人(約1.3%)で34位との事。

全国でのいじめ報告数も61万件以上で、前年比+7万件とか聞くと、物凄い勢いでいじめも増えており、精神的・神経的に参ってしまい登校拒否症・学校恐怖症である不登校の人数が増加の主因である事が推定されます。

余談ですが、私は運良く登校拒否にはなりませんでしたが、大企業に勤務したばかりに大人のいじめ(とはいえ稚拙ないじめ)で出社拒否・会社恐怖症となり不当解雇を受けました。今ならパワハラ・セクハラで有罪になるレベルの壮絶ないじめでしたが、20年も前の当時はそんな言葉もメンタルケアなんて概念も無く、今頃法に訴えても時効です。

今となっては人生の学びと捉えていますが、いじめで精神的にズタズタにされる苦しみは私にはある程度分かります。人それぞれなので100%分かってあげる事は出来ませんが、80〜90%は理解し寄り添える確信があります。医師なら100%分かるかといえはそんな事は無理です。可能性の高い病名を付ける事くらいしか確実に出来る事はありません。医師により0〜90%まで開きがあると思います。

突然こんなテーマを書き出したのには、サッカーの本田圭佑選手と歌手・芸術家の米津玄師さんの「自殺」におけるツイートの応酬を知り、いろいろと考えさせられたからです。

長くなりましたので、私の思うところはまた別のブログに書く事として、最後に、あるいじめを苦にしたお子様を見守った保護者様の、応酬ツイート内でのお言葉をお載せします。

『子供に先立たれる親ほど辛いものはありません。息子がいじめにあって悩んでいた時、様子がおかしい事に気付きました。「学校が辛いなら行かなくていい。生きていてくれるだけで有り難いのだから。でも、どうしても死にたい時は言ってほしい。そんな辛い人生を歩かせる為に生んだわけではないのだから、生んだ責任としてこの手で殺して、お母さんも一緒に死ぬから。」そう言って親子で泣きました。それから息子は、いじめる子供を全く無視。友達がいなくても大丈夫と思ったらしいです。高校で地元を離れたった1人で知らない土地へ行きましたが、友達も出来、就職しても周りの方々に可愛がっていただいております。どうぞ御自分の命は自分だけのものではない事 あなたを愛している人がいる事を忘れないでください。長文失礼致しました。年寄りの心からのお願いです。どうぞ生きていてください。』